2015年第2回 「Osakeテラピー」の模様をUPしました。

第2回「Osake テラピー」スクール スタート!!
平成27年6月13日(土)広島県酒造組合にて、女性のためのお酒スクール 「Osakeテラピー」の第2回目が開催されました。
『カラダ・ココロ・キレイ』日本酒の3つのテラピー効果をテーマに、先月から6月、7月と全3回を開催。2回目となる今日は、 日本酒と健康や美容との関係について学んだ後、温度で変化する味わいなど、新たな日本酒の魅力を体感。もちろん、 後半はオススメのおつまみや美味しいお弁当と一緒に日本酒を味わう懇親会でおおいに盛り上がりました。
お酒と上手に付き合うために
今回は、酒類総合研究所から研究員の藤田晃子さんを講師にお迎えして講義スタート。まずは、お酒テラピーでは恒例となった
「アルコールパッチテスト」で体質判定。それぞれテストシートを貼ってお話しに耳を傾けます。待つこと20分、テスト結果に皆さん興味津々です。パッチをはがして皮膚の色を見比べると…「赤くなっている=お酒が飲めない体質」という判定が出た人はほとんどゼロ。「えー、やっぱり!?」「そりゃそうよ〜」など、予想通りの判定結果に会場がどっと沸きます。
講義では、適量飲酒には肝機能や腸内環境の改善によって老化を遅らせる効果がある、という実験結果が紹介され、「酒は百薬 の長」ということわざ通り上手にお酒と付き合えば健康増進にもつながる(疾病のない人のみ)ことが分かりました。また、日本酒には飲んで、塗って、入って(酒風呂)、保湿や血行促進による美肌効果があり、香りにはリラックス効果もあるという実験結果も紹介され、参加者の関心を集めていました。
適量を楽しめば、まさに、ココロにもカラダにも優しい日本酒。さらに、悪酔い防止には飲酒途中の水分摂取「和らぎ水」が大切である、というデータがここでも紹介されました。最後は「パッチテストで反応が少なかった人=飲める人ほど飲み過ぎてしまう傾向があるので、自分の適量を知ってお酒と上手に付き合いましょう。」という藤田さんの言葉で締めくくりとなりました。
アルコールの適量とは?
清酒 1合(180ml)
ビール 中瓶1本(500ml)
焼酎 コップ半分(100ml)
ワイン 小グラス2杯(200ml)
チューハイ 1缶(350ml)
ウィスキー ダブル1杯(60ml)
尚、女性は男性よりも控えめに、高齢者(65歳以上)の方、お酒に弱い方も控えめに摂取しましょう。
また、適量を超えると生活習慣病のリスクが上昇するので要注意です。
酒粕に秘められたパワー
お酒との上手な付き合い方に続いては、簡単&手軽な美容法の紹介です。
ビニール袋に酒粕(100g)と水(約50cc)を入れ、手でよく揉んでペースト状にしたものを顔や体に塗り、
5〜15分後洗い流します。(※事前に腕の内側などでパッチテストをしてから使用しましょう。)
会場では参加者から3名が選ばれ、使用前、使用後の水分量をチェック。
驚きの結果に会場が再び沸きます。参加者からは「しっとりしている」
「簡単でいいね」などパック効果に驚きの声が上がりました。
伝統の発酵食品である酒粕は、美白、保湿、老化防止に効果が
あるうえにリーズナブルなので、美肌作りの強い味方となってく
れます。同時にビタミンB群やアミノ酸など栄養やうまみの宝庫
でもあり、悪玉と言われるLDLコレステロール値を下げ、お通じ
を改善してくれるパワーも秘めているので食事にも賢く取り入れてもらいたい、とお手軽レシピも紹介されました。
温度で変わる日本酒の表情
お酒と健康、そして美容について学んだ後は、いよいよ日本酒の登場です。
今回は、温度で表情を変える日本酒の飲み比べ。同じ日本酒をぬる燗、
常温、冷酒で味わいます。「全然違う〜」「冷酒が好みだったけど、ぬる燗
もいいね」など新たな発見に参加者から驚きの声が漏れます。さまざまな
温度帯で楽しめるのも日本酒ならではの魅力、飲み比べで実感しました。
オススメのおつまみと共に乾杯!!
日本酒に合うおつまみとして紹介された、オリーブオイルと塩でいただく冷や奴が大好評。「手軽で美味しい」「毎日でも食べら れる」など皆さん絶賛でした。そして、各蔵自慢のお酒と洋風のオードブルを詰め合わせたお弁当もテーブルに並び、藤田さん の発声で「かんぱ〜い!!」
日本酒と同じ発酵食品としておつまみに最適、と紹介されたチーズや、ピクルスをつまみながら、洋風のオードブルとの意外な 好相性にさらにお酒がすすみます。
日本酒の美味しさ再確認
美味しいおつまみとお酒のせい?顔見知りが増えたから?会場は前回よりもさらに盛り上がり、皆さん思い思いに広島の酒を 楽しんでいました。
「温度で味わいが変わるのは新しい発見でした」「飲み過ぎには気を付けます!」「日本酒の美味しさを再確認できました」など、今回も参加者の皆さんそれぞれに十分な収穫があったようです。締めは恒例の「乾杯三唱!!」、来月の再会を約束してお開きとなりました。