第11回広島の酒祭り(10月1日アリスガーデン)

■10月1日は「日本酒の日」
1978年、日本酒造組合中央会が10月1日を「日本酒の日」と制定。
その昔、「酒」という字は、酒壷の形をあらわす象形文字の「酉」と書かれていました。「酉(とり)」は十二支の中では十番目、それにちなんで10月は酉(さけ)の月となりました。さらに酒造業界では10月から翌年9月までが「酒造年度」とされることから、酒造元旦である10月1日が「日本酒の日」と定められたそうです。
イベント前に本通をパレード
2015年10月1日、午後5時の開場を控えて蔵元や関係者たちが本通をパレード。「広島の酒」と書かれた赤いはっぴを着て、イベントをPR。さらに「飲酒運転の撲滅」を呼び掛けました。
第11回 広島の酒祭り
今年で11回目となる「広島の酒祭り」。開場直前まで降っていた雨もほとんど止み、久保田委員長の挨拶でいよいよ祭りがスタート!!開場前から列が出来ていた受付にはさらに沢山の人が並びました。
この祭りの楽しみ方は二通り、「きき放題1000円」または「5杯で500円」のどちらかを選びプラカップを購入、広島の地酒42銘柄の中から好みのお酒を味わいます。会場には2軒の屋台も並び、お酒に合うおつまみをリーズナブルに提供していますが、持ち込み自由の会場にはカワキモノやお弁当など思い思いのおつまみを持参している常連さんの姿も多く見られました。
さらに賑わうアリスガーデン
天候の影響もあってか例年に比べ出足が鈍っていた今年の酒祭りでしたが、あたりが薄暗くなる頃には大勢の人で会場は賑わっていました。
トルコから観光で訪れ、通りがかりでこの祭りに参加した、という夫婦は「サケ、オイシイ!」と言って笑顔を見せてくれました。お酒を振る舞う蔵人からは、お客様と直接交流できる貴重な機会を楽しんでいます、という言葉も。お酒テラピーで知り合い、数年前からこの祭りに参加している、という女性二人組はいろんな種類のお酒が飲めるのが楽しい!と、言いながら飲んだ銘柄をチェックしていました。
十人十色、それぞれの楽しみ方でアリスガーデンはさらに盛り上がります。
19:30全国一斉「カンパイ!!」
祭りも最高潮を迎える中、ステージに登場したのは湯崎県知事や元広島カープの山崎隆造氏をはじめとする日本酒を愛する面々。「ヨイショ、ヨイショ、ヨイショ」のかけ声で、鏡開きが行われました。そして、今年初の企画『全国一斉カンパイ!!』に向けてカウントダウン、「3,2,1,カンパ〜イ!!」。振る舞われた樽酒を手に、あちらこちらでカンパイの輪が広がりました。
しかし、祭りの盛り上がりとは裏腹に上がっていた雨がパラパラと降り始め、強い風でテントが吹き飛ばされそうな場面も。結局、修了予定の8時を目前に少し早めのお開きとなってしまいました。
お集まりいただいた皆さま、ありがとうございました!!
また来年、お会い出来ることを楽しみにしております。