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2025年5月28日Osakeテラピー

2025年第一回「Osakeテラピー」の模様をUPしました。

第一回 「Osakeテラピー」スクール

令和7年5月17日(土)広島県酒造組合にて、女性のためのお酒スクール「Osakeテラピー」が開催されました。
前日までの雨予報から一転、当日は天候も回復し、少し汗ばむくらいの陽気の中、いよいよ第一回お酒テラピーの開催となりました。今年は定員を少し超える34名の参加者で、開会前から会場は熱気に溢れていました。
この「お酒テラピー」は、3つのテラピー効果『カラダ・ココロ・キレイ』をテーマに5月、6月、7月と全3回の開催を予定しています。

まずは基本を知る ~日本酒入門講座~

講師プロフィール:
広島県立総合技術研究所食品工業技術センター
主任研究員
山﨑 梨沙 (やまさき りさ)さん

○広島県福山市生まれ
○広島大学 大学院 先端物質科学研究科 修士課程修了
○広島県庁に入庁後、一年間は広島県西部保健所で試験検査業務に従事
○広島県立総合技術研究所食品工業技術センターに異動、清酒関連の技術支援及び研究開発に従事
○これまで関わった研究課題は、清酒酵母の開発、酒造好適米の開発、扁平原形精白米の醸造特性の解析、広島の名物料理に合う低アルコール清酒の開発等

第1回目となる5月のテーマは、「日本酒入門」。いつも身近に楽しんでいる日本酒の意外にも知らなかったこと、勘違いしていたことなどなど、新たな発見満載の講座スタートです。
スクール開会の挨拶に続き、蔵元のおかみさんや従業員やきき酒師等で構成のスタッフ紹介、そして第一部「日本酒入門」講座のスタートです。昨年の「お酒テラピーOG会」でも講演いただいた食品工業技術センターの山﨑先生が講師を務めてくださいました。
日本酒は「米、米麹、水」これらシンプルな原料から造られます、といったお話から、ユネスコ無形文化遺産登録についてのお話、酒造りの要となる麹についてのお話など一通りを学びます。次いで、お酒選びに役立つラベルの見方などの説明も聞き、きき酒の方法について学んだ後は、いよいよ実践です。
純米酒、本醸造、生酒、大吟醸、タイプの異なる4つのお酒を飲み比べます。
それまでは講義に聞き入り静かだった会場が、一気に活気づきます。蛇の目をかたどった紙の上に透明カップを置き、注いだ日本酒を見た目、香り、含み香、味わい、余韻の順に吟味します。参加者の皆さん、真剣な表情で取り組んでいました。
「きき酒は初めての挑戦で、とても新鮮でした」
「元々大吟醸が好きなんだけど、純米酒も美味しかったです」
「生酒が美味しかった」
など、皆さんいろいろな発見があったようです。

蔵元のおかみさん直伝~日本酒のちょっといい話~

小休憩を挟み、次はおかみさんから日本酒の活用法を学びます。
今回の紹介は「煎り酒」について。醤油よりも歴史が古く、室町時代から伝わる調味料で、いろいろなメニューに活用でき、塩分控えめなヘルシー調味料としても活躍するのだとか。「煎り酒」は日本酒、梅干し、鰹節、少しの塩を煮詰めて作る調味料で、卵かけごはんやお刺身(特に白身がオススメ)など、シンプル和食はもちろん、パスタやカルパッチョなどオリーブオイルと合わせても相性バツグンです、といったおかみさんの話を皆さん熱心に聞いていました。
その他、煮魚や炊飯などにも日本酒を上手に使えば、料理の味がワンランクアップすること間違いなし、なのだとか。ポイントは、料理用酒ではなく、余計な物が入っていない普通の日本酒を使用することだそうです。是非、試してみたいですね。

いよいよお楽しみ~懇親会スタート~

おかみさんのお話に続き、皆さんお待ちかね、第二部懇親会のスタートです。
テーブルにお弁当が並べられ、それぞれのグラスに日本酒が注がれたところで、講師を務めてくださった山﨑先生から「皆さまの素敵な日本酒ライフを祈念して…カンパイ!!」の発声をいただき、グラスを掲げ、カンパイ!皆さんの笑顔が輝きます。
カンパイに続き、スタッフ指導のもと「美酒鍋」作りの開始です。まずは、豚バラ肉をしっかり炒りつけて油を引き出し、そこに砂ずりや鶏肉をニンニクと一緒に炒めて…あっという間に良い香りが会場中に漂います。蔵元自慢のお酒とお弁当もいただきながら、美酒鍋作りが進みます。

「美酒鍋」作りのポイント

  • 味付けは塩コショウのみでしっかりめ!
  • 炒め物にならないよう野菜は混ぜない!
  • 白菜で全体にフタをするように覆った後は、絶対に触らない!

スタッフから強めに指導されたポイントを守り、しばし待って美酒鍋の完成!!
「小学校の給食で食べたことがあるけど、久しぶりに食べました。」
「家で作ったものと全然違います。炒め物になってました。」
「おつまみにぴったりのお味です。」
など、皆さん美酒鍋の味に大満足の様子でした。

締めくくりは恒例の~カンパイ三唱!!!~

美酒鍋をつつきながらお酒を酌み交わし、日本酒談義やいろいろな話に花が咲き、会場は大いに盛り上がります。テーブル毎に置かれた酒瓶を交換しながら、それぞれ味のチェックにも余念がありません。今日知り合った者同士、日本酒を介してあっという間に打ち解け、楽しい時間が過ぎ、そろそろお開きです。
スタッフ代表から、お酒テラピー恒例の「カンパイ三唱」について説明があり、それぞれのグラスに再びお酒を注ぎ準備します。
「お酒テラピーの開催に…カンパイ!」
「皆さまと知り合えたことに…カンパイ!!」
「広島のお酒に…カンパイ!!!」
最後は高らかにグラスを掲げ、大きく「カンパイ!!!」。第一回お酒テラピーはお開きとなりました。

「女子だけの会というのがとても良かったです。」
「講演会で学びもあり、お酒も楽しめたので、とても満足です。」
「世代を超えて知らない人同士、楽しくお酒が飲めて良かった。」
「本当は人見知りなんだけど、お酒で垣根が低くなって良かったです。」
「20歳で参加しました。とても楽しかったです。」
参加した方からは、楽しかった、出会いが良かった、美味しかった、など嬉しい感想を沢山いただきました。
最後にスタッフから、「SDGSの観点もあり、来月は可能な方はマイ猪口を持参してください」という提案に会場は大賛成の拍手。
次回6月の再会を楽しみにしております。

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