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2022年7月22日Osakeテラピー

2022年第三回「Osakeテラピー」の模様をUPしました。

第三回 「Osakeテラピー」スクール

令和4年7月9日(土)広島県酒造組合にて、女性のためのお酒スクール「Osakeテラピー」の第三回目が開催されました。新型コロナウイルス感染拡大以降、二年振りとなる対面での開催を今年5月に実現し、早くも今回が最終回となりました。『カラダ・ココロ・キレイ』3つのテラピー効果をテーマに女性に向けて開かれるスクールの第三回目となる今回は、講師を招いての開催です。酒造りと向き合う日々を送る蔵元で代表取締役であり杜氏でもある濵村さんから、酒造りに寄せる思いをお聞きします。

地域に根差したお酒造り、町づくり

第三回目のテーマは、「蔵元に聞く」。スタッフ紹介に続いて、旭鳳酒造7代目蔵元兼杜氏である濵村洋平さんが紹介され登壇、 第一部講演会のスタートです。

慶応元年(1865年)創業の旭鳳酒造は、石見や出雲に続く宿場町として栄えた広島市の北端、安佐北区可部で愛され続ける 酒蔵です。その7代目として父親の跡を継ぎ、若き蔵元となったのが洋平氏。闘病の末に旅立ってしまった父の死後「親父の為 に酒を一本造りたい」と思い、自らが酒質設計を行った事をきっかけに、翌2016年には杜氏に就任しました。それからは日々鍛錬、 試行錯誤を重ねながら杜氏として、蔵元として一歩ずつ、歩みを進めているそうです。
「杜氏は体力的にきつい仕事ですが、飲んでもらった方の満足そうな笑顔を見ることが一番の励みです。」と、嬉しそうに話して くださいました。
太田川と根の谷川、両水系から恵まれる豊かな酒造用地下水と、広島県産の良質の原料米、又、近年は契約栽培農家の原料 米を使用し、旭鳳酒造独自の酵母の特性を最大限に生かした「可部でしか造れないお酒、旭鳳でしか表現できない味わい」を 追い求め酒造りに励んでいます。
地元である可部を愛し、地域に根差した酒造り、また町づくりにも力を入れ、同じ思いを持った地元の仲間たちと情報発信や 地域おこしにも邁進の日々です。

蔵元に聞きたい Q&A

Q.自社酵母というのは、どのようなものなのですか?
A.30年ほど前に研究所の方と先代が、蔵に残っている菌を培養して完成させたものです。
  可部の地名を冠して、KB1、KB2と名付けられました。

Q.酵母はどのように日本酒に影響しますか?
A.香りや味に影響します。

Q.「軟水醸造法」というのはどんなものなのですか?
A.明治時代、三浦仙三郎によって開発された醸造法で、「麹をしっかりと育てる」ことにより、
  硬水に比べて発酵がすすみづらい軟水でも、品質の良いお酒を造ることができるようになった
  画期的な醸造法です。

濵村さんを囲んで、カンパイ!!

活発な質疑応答を終え、いよいよお待ちかね懇親会の時間です。
講師としてお迎えした濵村さんの発声で「カンパイ!!」まだまだ大きな声は出せませんが、最終回の気持ちを込めてまずは 一口いただきます。
お酒のお供は、料理屋「一具」さん特製のお惣菜が彩りよく詰められたお弁当です。「インゲンの胡麻和えは、本日のお酒と 良く合うと思います。」と、濵村さん。一口ずつ、日本酒とお惣菜のマッチングを楽しみながら、宴は穏やかに盛り上がります。

卒業認定書授与

美味しいお酒とお惣菜で盛り上がる中、お酒テラピー恒例の「ほろよいOsakeスペシャリスト認定書」授与式が始まりました。 始めに、卒業生五か条が「ややアルハラ的ではありますが…」笑いと共に読み上げられ、 「五、広島のお酒を誰よりも素敵にのむこと。」で締めくくられると、一斉に拍手が起こりました。

一人ずつ名前を呼ばれ、授与、感想を聞くと…
「今までビール派でしたが、日本酒の魅力を知ることが出来て良かったです。」
「酒粕効果に驚きました。日本酒は飲むだけでなく、いろいろな活用法があることを知りました。」
「これからは広島のお酒をもっと楽しみたいと思います。」
「お勉強とお楽しみのバランス良く詰まったスクールで、とても楽しかったです。スタッフの方のおもてなしの心に感動しました。」

など、ありがたい喜びの声をいただきました。

お酒テラピースクール、卒業にカンパイ三唱!!!

第三回目ということで、顔なじみも出来、静かながら盛り上がってきましたが、楽しい時間もそろそろ終わりです。
5月、6月、7月と三回の講座を無事に終え、お酒テラピースクールはお開きとなります。通常であれば、秋のパーティーでの 再会を約束してお別れなのですが、今年は開催の予定が難しいとのこと。ですが、近いうちにきっと再会できることを願って、 カンパイ三唱で締めくくります。「皆さんの卒業を祝ってカンパイ!!」

また、笑顔で再会できる日を楽しみにしております。

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