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広島県酒造組合について

広島県酒造組合

組合概要

名称広島県酒造組合
会長梅田修治
設立昭和28年10月
所在地〒730-0017 広島市中区鉄砲町9-17
電話番号082-221-9338
FAX番号082-223-8644
活動目的組合員の緊密な連絡親和と相互協調の精神に基づき、酒類業界の安定と健全な進歩発展のために必要な事業を行い、組合員の自主的、自由公正な事業活動の振興と、酒税の保全に協力し共同の利益の増進を図る。
主な事業清酒の製法品質表示基準制度の運用・製造技術の改善向上・経営の合理化と能率の増進等酒造対策、需要開発事業、広報活動、功労・永年勤続者の表彰及び資料の発刊など。

沿革

平成18年10月昭和28年に設立した「広島県酒造組合連合会」と、県下14単位酒造組合が、平成18年10月2日に統合合併して「広島県酒造組合」を設立。

アクセス

〒730-0017 広島市中区鉄砲町9-17

「広島の酒」ロゴマーク

「広島の酒」をより多くの方に知っていただけるよう、新たにロゴマークを作りました。

感嘆符(!)をモチーフにしたマークには、“感動や喜びとともに広島の酒があって欲しい”という願いを込めています。 また、「人」「お猪口」「徳利(とっくり)」「雫(米から酒ができる様子)」などの多くの意味を持ちます。

広島には、「吟醸酒の父」と言われる三浦仙三郎をはじめとして、日本酒の発展に貢献された多くの「歴史人」が存在します。そして、現在も数多くの酒蔵があり、杜氏をはじめ多くの「蔵人」が、日々質の良い、独自の酒造りに励んでいます。 さらには、酒米の生産者や、酵母・酒米品種の研究者など、幅広い「人」が「広島の酒」を支えています。

このホームページでは、多くの「広島の酒」に関わる「人」をご紹介しています。 「人」や産地、歴史のことを想いながら、「広島の酒」をお楽しみいただけると幸いです。

広島の酒の歴史のストーリーはこちらから

「広島の酒」の魅力を伝えるために

広島県酒造組合では、消費者の視点に立った需要開発を目指すため、祝宴会等あらゆる行事を通して、日本酒の文化を紹介していくとともに、「広島の酒で乾杯」運動の展開を推進しています。

また、若い女性を中心に、日本酒には女性を美しくする健康効果がいっぱいつまっていることを伝えるため「広島のOsakeテラピー」を継続して、新しい「広島の酒」ファン層の掘り起しとPRに取り組みます。

「広島のOsakeテラピー」についてはこちら

2023年には、消費者の皆さまに「広島の酒」を広く深く知っていただけるように、「広島の酒検索システム」を開発しました。初心者の方から、愛飲者の方まで、自分好みの「広島の酒」を探すツールとしてご活用ください。

広島の酒検索システム~さがしてみんさい広島の酒~はこちらから

広島の酒の品質保証

写真・図=JA広島経済連発行「広島酒米百科」より

1. 品質目標

「広島の酒」の品質は、香味及び色沢が良好で、その特徴としては、「うまみがあり、小味の効いた、キレのよい、芳醇な香りをもった清酒」であることとされています。

2. 種類及び資格

  1. 「広島特撰」は、上記1の品質と特徴を保持した特定名称清酒に限る。
  2. 「広島上撰」と「広島の酒」は、上記1の品質と特徴を保持した清酒に限る。
  3. 産地表示の「広島」を用いる場合は、清酒の製法品質表示基準5の(2)により、広島県内で醸造した清酒に限る。
  4. 「広島特撰」と「広島上撰」を用いる場合は,広島県内で醸造した清酒,組合員の管理下に醸造した清酒及びその調合した清酒に限る。
  5. いずれも農産物検査法により3等以上に格付けされた原料米を使用する。

3. 審査

「広島特撰」及び「広島上撰」については、出荷前に年間5回程度の審査を実施しています。

4. 審査会

審査員は、広島国税局鑑定官室、酒類総合研究所並びに広島県立総合技術研究所食品工業技術センターの協力を得るとともに、学識経験者及び業界きき酒堪能者など7名以内によって、資格並びに品質審査を実施しています。

広島の酒の流通

「広島の酒」を安心して愛飲して頂くため、各酒造蔵元が伝統の技を競い合い、品質保証制度を遵守し、消責者から支持され、信頼を頂けるよう努めています。

特定名称使用原料精米歩合香味などの要件
吟醸酒米・米麹
醸造アルコール
60%以下吟醸造り・固有の香味
色沢が良好
大吟醸酒米・米麹
醸造アルコール
50%以下吟醸造り・固有の香味
色沢が特に良好
純米酒米・米麹香味・色沢が良好
純米吟醸酒米・米麹60%以下吟醸造り・固有の香味
色沢が良好
純米大吟醸酒米・米麹50%以下吟醸造り・固有の香味
色沢が特に良好
特別純米酒米・米麹60%以下または特別な製造方法香味・色沢が特に良好
本醸造酒米・米麹
醸造アルコール
70%以下香味・色沢が良好
特別本醸造酒米・米麹
醸造アルコール
60%以下または特別な製造方法香味・色沢が特に良好

広島の酒コラム ~黒田節~

思わず盃を重ねた? 甘露な広島酒

「酒はのめのめ飲むならば 日の本一のこの槍を 飲み取るほどに飲むならば これぞまことの黒田武士」

宴席に華をそえる黒田節は、安土桃山時代の武将で大酒豪の母里太兵衛の豪傑ぶりを伝えています。また、広島酒のうまさをうたってもいるのです。

主君の黒田長政の命で福島正則への使いに赴いた太兵衛。邸につくなり正則に酒をすすめられます。長政から禁酒をいわれていた彼も、正則の強引な誘いに、「難題の酒ゆえ、ただでは飲み申さぬ、肴を所望仕る。」と、ついには盃をうけますが、そこは酒豪、大盃に三、四杯を軽く飲みほし、「さすが大守の広島酒、思わず盃を重ね申した。では、約束の肴を頂戴いたす。」と、まんまと天下の名槍を正則からせしめてしまいました。福島正則にしてみれば、日頃から自慢していた広島酒があまりにもうますぎて、大事にしていた槍を取られてしまったという、ちょっと皮肉なお話です。

広島の酒コラム ~横山大観~

酒をエネルギーに画業に励む

日本画壇に偉大な業績を残した横山大観が大の広島の酒ファンだったことはよく知られています。自宅で独酌する時はもちろん。外で飲むようなことがあれば、わざわざ持参したといいます。まさしく、広島の酒一本槍。ひとつの道に精魂を傾けた芸術家のひたむきさが感じられるエピソードです。大観が愛飲しているというので、広島の酒は美術関係者の間でも話題になって、そこから広く世間に知られたそうですから、彼は広島の酒普及の功労者でもあるわけです。晩年には、ほとんど食事をとらず、酒で英気を養って画業にうちこんだといいます。広島の酒もまた、彼に恩返しをしたといえるでしょう。

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