MENU

お知らせ詳細

2023年6月5日Osakeテラピー

2023年第一回「Osakeテラピー」の模様をUPしました。

第一回 「Osakeテラピー」スクール

令和5年5月27日(土)広島県酒造組合にて、女性のためのお酒スクール「Osakeテラピー」が開催されました。昨年は、新型コロナウイルス感染拡大のため、さまざまな制約を伴った形での開催でした。今年はいよいよ、アフターコロナとなり、マスクを外し以前のようにテーブルを囲む形での通常開催が実現しました。
21年目となる女性のためのお酒スクールは、日本酒の愉しみ方はもちろん、『カラダ・ココロ・キレイ』3つのテラピー効果をテーマに5月、6月、7月と全3回の開催を予定しています。

日本酒入門、まずは基本から

第1回目となる今月のテーマは、日本酒の基本をあらためて学ぶ「日本酒入門」です。
(独)酒類総合研究所から講師をお招きし、日本酒の基礎知識を受講します。
はじめに、(独)酒類総合研究所の山田先生から、皆さんはアルコールに強いですか?弱いですか?という質問がありました。お酒テラピーに集う皆さん、果たしてお酒に強いのか、弱いのか・・・パッチテストで判定を待ちます。
判定を待つ間にお酒の定義や日本酒ができるまでの流れ、清酒と日本酒の違いなどについて講義を聴きます。意外と知らなかったことも多く、皆さん真剣に聞き入ったり、メモを取ったりしていました。
10分ほどの講義の後、パッチテストの結果を確認。テスト箇所が赤みを帯びていたらお酒を分解する力が弱い=お酒に弱い、という判定となります。結果にざわつく会場で、ごくわずかの方がお酒に弱い判定となりましたが、大半の方は強いという判定結果となりました。お酒の強弱についての全国的な調査結果では、広島県は41位と低めなようですが、この会場に集まった皆さんのほとんどは強い方々でした。
ただ、お酒に強い人ほど適量飲酒を心掛ける、特に女性はストレス飲酒の傾向が強いので『適正飲酒10か条』を意識して、必ず和らぎ水を飲むように、と山田先生よりアドバイスがありました。皆さん、心しておきましょう。

座学の後は早速実践、利き酒に挑戦

日本酒についての基本を学んだ後、実際に利き酒に挑戦です。
利き酒に使われる蛇の目模様のお猪口の代わりに、蛇の目柄の紙の上に透明カップを置き、そこへお酒を注ぎます。まずはそこで色や濁りを確認、その後香り、口に含んで鼻から抜ける香り、舌全体に転がして甘み、酸味、苦味、などを味わいましょう、とスタッフからの指導を受けながら挑戦。皆さん真剣な表情で『大吟醸』『純米酒』『本醸造』『生酒』4種類のお酒の違いを味わいます。
「タイプの違う日本酒を同時に飲み比べることは初めて」「それぞれの違いがよくわかった」などそれぞれに感想を話しながら、味を確かめていました。

お待ちかねの懇親会 乾杯&美酒鍋作り

講義で、日本酒と利き酒についてあらためて学んだ後は、お楽しみの懇親会。講師の山田先生の発声で「カンパイ!!」
おかみさんたちオススメの簡単おつまみや、お弁当をいただきながら飲み進めます。同時に、美酒鍋作りがスタート。スタッフの指導のもと、テーブルごとに協力して作ります。ポイントは、調味料としての日本酒をたっぷり注いだらそのまま待つ、ということ。野菜と肉の旨味を、日本酒がしっかり引き出してくれるのだとか。会場中がニンニクとお酒のいい香りに包まれ、美酒鍋の完成です。「初めての美酒鍋だけど、とても美味しいです」「シンプルな味付けなのに日本酒の力でこんなに美味しくなるのは驚いた」など、皆さん日本酒と共に美酒鍋を堪能していました。

恒例のカンパイ三唱でお開きに

久しぶりの通常開催となったお酒テラピーでは、テーブル同士で日本酒を交換して味比べをする光景も戻っていました。美味しい料理と美味しいお酒、そして楽しい会話、お酒テラピー本来の景色です。あっという間の二時間が過ぎ、お開きの時間となりました。締めは、恒例のカンパイ三唱、「カンパイ!!」
「生酒の美味しさに気付いた」「ワインの会には参加したことがあり、今回は日本酒を試してみたけど、とても楽しかった」「いろいろな種類の日本酒が味わえて良かった」など、皆さんそれぞれに感想を話してくれました。
名残惜しい中、来月の再会を約束して、第一回「Osakeテラピー」スクールはお開きとなりました。

講師プロフィール 

山田 景太 (やまだ けいた)
〇 大阪府堺市生まれ
〇 静岡県立大学大学院薬学研究科修士課程 修了
〇 独立行政法人酒類総合研究所
広報・産業技術支援部門主任研究員・広報担当
〇 令和元年7月から酒類総合研究所勤務となり、現在は広報担当として広報誌の作成やメールマガジンの発行といった情報発信業務を担当。広島国税局鑑定官室等でお酒の分析や技術指導に関する業務にも従事。

お知らせ一覧へ

TOP