MENU

お知らせ詳細

2024年5月28日Osakeテラピー

2024年第一回「Osakeテラピー」の模様をUPしました。

第一回 「Osakeテラピー」スクール

令和6年5月18日(土)広島県酒造組合にて、女性のためのお酒スクール「Osakeテラピー」が開催されました。
今年は、アフターコロナ以後、通常開催となって二年目ということもあり、以前のようにテーブルを囲み、和気あいあいとした雰囲気で始まりました。
お酒テラピーが始まって二十二年目となる今年も、変わることない3つのテラピー効果『カラダ・ココロ・キレイ』をテーマに5月、6月、7月と全3回の開催を予定しています。

何事も基本から ~日本酒入門講座~

講師プロフィール:山田 景太さん

〇大阪府堺市生まれ
〇静岡県立大学大学院薬学研究科修士課程 修了
〇独立行政法人酒類総合研究所
広報・産業技術支援部門主任研究員・広報担当
〇令和元年7月から酒類総合研究所勤務となり、現在は広報担当として広報誌の作成やメールマガジンの発行といった情報発信業務を担当。これまでには、広島国税局鑑定官室等でお酒の分析や技術指導に関する業務などに従事。

第1回目となる5月のテーマは、何事も基本から、ということで「日本酒入門」スタートです。
スクール開始の挨拶に続いて、スタッフ紹介が行われ、いよいよ第一部の座学が始まります。酒類総合研究所の山田先生が紹介され、登壇。初回ということもあり、会場には少し緊張した空気が流れていました。
日本酒を学ぶにあたってご自身はお酒に強いと思いますか?それとも弱いと思いますか?という山田先生の質問から始まりました。少し会場がざわつく中、テーブルに置いてあるパッチテストについて説明があり、全員、腕に貼り付けて講義開始。
日本酒について、知っているようで知らない事柄について講義を受けます。
まずは、日本酒ができるまでに果たすこうじ菌の役割、微生物の働きについて学びます。人力による作業に加え、微生物の働きによって出来上がっていく日本酒は、「人手だけでははかり知れない神秘的なものです」という山田先生の言葉が印象的でした。
次に、ラベルの見方について、甘口・辛口だけではなく、日本酒度、酸度、アミノ酸度の数字の見方、精米歩合の見方など、ラベルから読み取れる情報について学びます。
講義の間にパッチテストの時間が経過、それぞれの結果を確認します。
貼り付けた箇所が赤くなっている人はアルコールに弱い人、変化が無い人は強い人です。体質の違いについて説明され、再び会場がざわつきました。やはり、参加者には変化にない人=アルコールに強い人、の方が圧倒的に多かったようです。山田先生からは、弱い人に無理に勧めない、といった注意があり、更に強い人は、飲みすぎによる体調への悪影響が指摘され、適量飲酒と和らぎ水がお勧めされました。肝に銘じたいものです。
第一部の締めくくりは、利き酒で。
純米酒、本醸造、生酒、大吟醸、4つのタイプの異なる日本酒を飲み比べます。
色、香り、味わいの順に違いを確かめましょう、という山田先生の言葉に、皆さん真剣な表情で利き酒に挑戦です。
「利き酒は初めてで楽しかった」「こんな風に違うタイプのお酒を並べて飲み比べることは、普段ないのでとても面白かった」などの声が聞かれました。

お楽しみの懇親会 ~美酒鍋にも挑戦!~

5分ほどの休憩の間に、スタッフによって手際良くテーブルセッティングが進められ、懇親会モードへと早変わり。テーブルの真ん中には、大きな鉄鍋が置かれ、各蔵自慢の日本酒もスタンバイ完了。いよいよ第二部のスタートです。
それぞれのグラスに日本酒が注がれ、カンパイの準備が整ったところで、本日の講師 山田先生の発声で「カンパイ!!」
お互いにグラスを合わせ、お待ちかねの日本酒をひと口、それまでの緊張が一気にほどけてゆきます。
カンパイの後は、スタッフ指導のもと、各テーブルで美酒鍋作りに挑戦です。砂ずりや鳥肉をニンニクと一緒に炒める良い香りの漂う中で、お弁当をつまみながら日本酒をいただき、和気あいあいと美酒鍋作りが進んでゆきます。
「美酒鍋は一度食べてみたかったので嬉しいです」「酒祭りで食べて以来、自分で作ったことはありません」「コショーをこんなに大量に投入するなんて、知りませんでした」など、いろいろな声が飛び交う中、着々と美酒鍋は完成に近づきます。
調味料の要である日本酒をたっぷりと注ぎ、白菜の緑の部分で蓋をするように覆ったら、絶対に触らず待つのがポイント。山盛りだった野菜がしんなり、低くなってきたら全体をざっくり混ぜて完成です!
「初美酒鍋、とっても美味しいです」「今まで食べた美酒鍋の中で一番美味しい」「鍋とは言っても蒸し焼きにするのが美酒鍋なんですね」など、いろいろな感想をいただきました。

締めは今年もカンパイ三唱で!

テーブル毎に置かれた蔵元自慢のお酒をを交換して、それぞれのグラスに酌み交わしながら会話が弾みます。今日の日本酒ラインナップの中のお気に入りについて、普段よく飲むお酒について…日本酒愛に溢れる会話があちこちで花開きます。
ひとしきり盛り上がった後は、山田先生への質問タイム。
「食用米と酒米の違いは?」「昔は酵母をどのように入手していたのですか?」次々と出てくる質問に、真摯に答えてくれる山田先生。
皆さん真剣に耳を傾けていました。
盛り上がりも最高潮となった頃、お開きの時間となりました。
「カンパイ」を三度繰り返す。お酒テラピー恒例の「カンパイ三唱」をスタッフが伝授。
再び、山田先生の発声で「カンパイ!!」
「友達から教えてもらって参加したけど、期待以上の内容で大満足です」「これまで東北地方の日本酒を中心に飲んでいたけれど、広島の日本酒の素晴らしさを知ることができたので、これからはもっと広島のお酒を飲みたいと思います」
参加者の皆さんから、蔵元自慢のお酒と仲間との出会いを喜ぶ感想が多く聞かれました。また、来月の再会を楽しみに、本日はお疲れ様でした。

お知らせ一覧へ

TOP