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2025年10月16日リポート
「第19回 広島の酒祭り」の模様をUPしました。

日本酒の日をご存じですか?

10月1日は「日本酒の日」ということ、ご存じですか?
その由来は諸説あり、「酒」という漢字の「酉」は、酒壺の形をあらわす象形文字から考えられており、また、「酉(とり)」は十二支の中で十番目=10月にあたる、ということを理由とする説。もう一つ、酒造業界には「酒造年度」という時間の区切り方があり、古くから10月1日を酒造りの年明けとして祝っていたそうです。
これらの説を背景に、1978年、日本酒造組合中央会が10月1日を「日本酒の日」と制定しました。
第19回 広島の酒祭り
2025年10月1日(水)、広島市中区新天地にあるアリスガーデンで、「第19回 広島の酒祭り」が開催されました。
新型コロナウィルスの影響で中止を余儀なくされた数年の後、再開された「広島の酒祭り」ですが、今年はコロナ禍前に開催していたアリスガーデンで久しぶりの開催となります。

開会宣言で酒祭りスタート!
週の半ば水曜日の開催となりましたが、会場には大勢の人が開会時間を前に集まっていて、チケット売り場は大賑わいです。開会予定17時直前となりました。広島県酒造組合 梅田会長が司会者に紹介され、「広島のお酒を楽しんでください」との挨拶で開会を宣言。皆さん、待ちに待った「広島の酒祭り」スタートです!

広島の38蔵元の酒が大集合
アリスガーデン内に設置されたテントには、県内38蔵から自慢の「広島の酒」が勢揃い、来場者の皆さんは早速、チケットを手にお目当ての蔵を探しています。日本酒に合うおつまみも欠かせないということで、人気店の焼き鳥や煮込み、名店のおぼろ豆腐など、この日は特別に屋台スタイルでの販売を行っています。
*3,000円(10枚綴り)【カープお猪口付き】
*2,500円(10枚綴り)【プラカップ】
※2枚で1杯、1枚で半分 飲み比べが楽しめます。

また、今回の出品酒一覧表は色分けで特徴が一見できるようになっています。
①黄色:果実や花のような香りで華やかなタイプ
②水色:穏やかな香りで軽快なタイプ
③ピンク:米の旨味を味わう飲み飽きしないタイプ
④緑色:味が重層的で複雑味が広がるしっかりタイプ
⑤白色:この4タイプ以外のお酒

新酵母“ひろしまLeG-彩”お披露目!
会場が賑わう中、ステージには広島県食品工業技術センターの、職員の谷本研究員、荒瀬研究員の登壇です。去年の酒米「萌えいぶき」の紹介に続いて、今年は新酵母「ひろしまLeG-彩」のお披露目です。
『日本酒のユネスコ無形文化遺産登録を機に、輸出量も拡大傾向にある日本酒ですが、長期保管の間に貯蔵劣化臭が発生するケースがあり、課題となっていました。そこで開発されたのが、この「ひろしまLeG」シリーズ。大正時代から残る県内最古の酵母「広島6号」をベースに改良を重ね、貯蔵劣化臭の原因物質をほとんどつくらない清酒酵母「ひろしまLeG」シリーズの開発に成功しました。今日は、会場にある特設テントで新酵母のご紹介と新酵母を使って県内の蔵で造られた「広島の酒」の試飲を行っています。「ひろしまLeG-爽」そして最新の「ひろしまLeG-彩」それぞれの味わいをお楽しみください。』と紹介がありました。
新酵母について食品工業技術センターのお二人から、熱い思いを込めたご紹介がありました。試飲もできる特設テントは既に多くの人で賑わっていました。

来場者の皆さんの声

お酒テラピー仲間の常連さんお三方。
食品工業技術センターのお酒を飲んでみたいです。

東京で法律を勉強中のお友達同士。
ベルギー出身の女性とドイツ出身の男性、お二人で京都や広島を旅行中。
「広島の酒」美味しい!と、ご機嫌です。

飲み比べを楽しんでいるジョンさんは、酒祭りの常連さん。
約一か月滞在予定で、その間は日本酒をしっかり楽しみたいそうです。

仕事帰りでクタクタだけど、日本酒大好きなので来ました!
仕事の関係で海外が多く、日本酒の日に広島に居られるのは久しぶりなので、参加できてうれしいです。
「日本酒の日」恒例、全国一斉乾杯!!
日が傾き、薄暗くなって来たところで、恒例の全国一斉乾杯です。
催事部の濵村さんが登壇。
「カンパイのご準備を~」、と司会の方から呼びかけがあり、思い思いにお酒を準備します。午後6時 濵村さんの発声で「カンパイ!!」

来場者の皆さんの声

仕事の先輩&後輩というお二人
二人共日本酒好きなので来ました。
先輩は、これまでは杜氏で好みのお酒を探していたけど、今年は酵母に着目しながら好みのお酒を探しています、とのこだわりを語ってくださいました。
是非、研究所の「LeG-彩」もお試しを!

同業者の友達同士で、日本酒が好き、という共通項で意気投合。

ほろ酔いで良い気分のお二人。
男性は以前、岡山で米作りをしていたのだとか。
その頃は、岡山のお酒ばかり飲んでいたのですが、今は広島で梅を作っていて、広島のお酒を飲むようになりました。とても美味しいですね。

友人同士で酒祭りを訪ねました。
いろいろ飲めて楽しんでいます。

オーストラリアのシドニーから来ました。
酒は美味しいですね。
名残りを惜しみながら…閉会宣言 また来年!
閉会予定の20時が近づきすっかり日も暮れましたが、会場は益々賑わっています。
司会者に呼ばれ、前垣委員長が登壇します。
需要開発 前垣委員長より、閉会宣言、そして、会場にお集まりの皆さんで最後にもう一度カンパイをしましょう。
「あと少しで閉会となりますが、最後までお楽しみください…
それでは、カンパイ!!」
名残りを惜しみながら、会場の皆さんでもう一度カンパイです。
まだ暑さも残る中、沢山の方が立ち寄ってくださいました。
進化を続ける「広島の酒」、是非、ご贔屓に!
また来年、待ちしております。
