- Osakeテラピー
- 2024年「OsakeテラピーOG会」の模様をUPしました。
お知らせ詳細
2024年9月19日Osakeテラピー
2024年「OsakeテラピーOG会」の模様をUPしました。
「Osakeテラピー」OG会
令和6年9月7日(土)広島県酒造組合にて、女性のためのお酒スクール「Osakeテラピー」OG会が、久しぶりに開催されました。スクール卒業生、総勢36名が、Osakeテラピースクールでおなじみの酒造組合の会場に大集結、開会前から大いに賑わっていました。
まずは、司会者から「まだまだ暑いですね…」という言葉に続き、「コロナ禍で中止せざるを得ない時期が続き、本当に久しぶりにOG会が開催できてとても嬉しいです。」という挨拶から始まりました。
続いてスタッフ紹介では、「久しぶりの開催に、応募があるかどうか心配しておりましたが、すぐに申し込みをいただき、ホッとしました。」また、「懐かしいお顔を拝見できて、とても嬉しいです。」といった言葉が聞かれました。
アップデート~日本酒を、もっと楽しむために~
挨拶が一通り終わったところで、第一部 講演会のスタートです。
過去、Osakeテラピースクールに参加した皆さんの日本酒に関する知識や飲み方、楽しみ方を、さらにアップデートしてもらうため、科学的な立場から日本酒の様々な研究をしている 広島県立総合技術研究所食品工業技術センター 山﨑梨沙 主任研究員に、ご講演いただきます。
山﨑さんから自己紹介の後、技術センターでの事業内容の紹介がありました。中でも同センター保有の酒造免許については、同様の技術センターで有しているのは新潟と広島だけ、自慢の一つです、とのお話がありました。 その免許によって毎年行われる醸造試験から誕生するオリジナルの日本酒「明魂」は、秋には一般販売もされ、人気の逸品です、との紹介がありました。
次に、テイスティングについてのお話があり、色と濁り、香り、味わい、といった三つの確認方法の一つ、香りについて実際にお試し体験が用意されていました。各テーブルに一本ずつ透明なカプセル瓶が配られ、その中に入っている布に沁み込ませた香りを嗅ぎ、その香りを表現します。「甘い、リンゴのような香り」「バナナみたいな香り」「プリンのカラメルのような香り」「たくあんのような香り」「バラの香り」と、様々な声が聞かれました。山﨑さんから香りの答えが発表されると、どのテーブルもほぼ正解。さすが、日頃から日本酒をしっかり味わっている方々は、香りにも敏感だということが証明されました。
瓶の中の香りは科学的に合成されたものですが、日本酒が造られる工程では、酵母の働きによって生み出されるものなのだとか。香り体験やその説明に、皆さん興味津々の様子でした。
続いて「広島の酒」の歴史について、さらに最新の研究についての紹介では、気候変動に対応した酒米の改良新品種「萌えいぶき」や、新型精米機によってもたらされるイノベーション、精米方法の進化など、日本酒ファンにとって聞き逃せない話題が満載でした。
講演会は、「そのままでも楽しめる日本酒ですが、その背景や情報を知ることで、さらに楽しむことができます。是非、ご自分の推し!の「広島の酒」を見つけてください。」という山﨑さんのメッセージで締めくくられました。
お楽しみの懇親会で”カンパイ“
第二部は、いよいよお楽しみの懇親会です。
VIPも足を運ぶ某有名店の折詰弁当が配られ、あちこちで「ポンッ」「ポンッ」と景気の良い音が鳴り響きます。スパークリングワインのような発泡性の「広島の酒」がグラスに注がれ、準備が整ったところで、山﨑さんの発声で「皆さんのご健勝と、「広島の酒」ライフの益々の発展を祈念して…カンパイ!!」
久しぶりのOsakeテラピーということもあり、各テーブル、美味しい料理とお酒で大いに盛り上がり、いつも以上に早いペースで「広島の酒」の瓶の交換会が始まります。皆さん、「広島の酒」を味わい、銘柄毎にメモをする姿は、スクールの時と同じで真剣そのもの。
OG会やOsakeテラピースクールの感想は?との問いには…
「女性だけでお酒の話が出来るのは、やっぱり楽しい。」
和服姿が素敵な参加者さんは、「日本文化が好きなので、着物も日本酒も楽しみたい。」
「Osakeテラピースクールに参加して、ラベルをしっかり見るようになった。」
「苦手意識があった甘口のお酒も、Osakeテラピーに参加して、それぞれの味わいを知り、楽しめるようになった。」
「酒蔵のおかみさん達とお話しが出来、さらに広島のお酒が好きになった。」
など、嬉しい声が沢山ありました。
最後はお決まりのカンパイ三唱!!!
楽しかったOG会は、あっという間にお開きを迎えました。
各テーブルから様々な声があり、
「火入れをしていても“チリチリ”とした発泡が残っている場合があることを、初めて知ることができて良かったです。」
「普段はハイボールを飲んでいたのですが、Osakeテラピーに参加して日本酒中心になったところ、体脂肪が下がり、肝機能がアップしました!?」
「人見知りなのですが、お酒の力で楽しく参加させてもらっています。先生のお話もとても楽しかったです。」
など、各テーブルから喜びのお声をいただき、いよいよカンパイ三唱です。
「皆さんの笑顔に…カンパイ!」
「元気な肝臓に…カンパイ!!」
「広島のお酒に…カンパイ!!!」
次の開催予定まで、しばしのお別れです。
素敵な「広島の酒」ライフをお過ごしください。
ご参加、ありがとうございました。
講師プロフィール
広島県立総合技術研究所 食品工業技術センター
主任研究員 山﨑 梨沙 (やまさき りさ)
○広島県福山市生まれ
○広島大学 大学院 先端物質科学研究科 修士課程修了
○広島県庁に入庁後、一年間は広島県西部保健所で試験検査業務に従事
○広島県立総合技術研究所食品工業技術センターに異動、清酒関連の技術支援及び研究開発に従事
○これまで関わった研究課題は、清酒酵母の開発、酒造好適米の開発、扁平原形精白米の醸造特性の解析、広島の名物料理に合う低アルコール清酒の開発等